DIYでセルフメンテナンス!塗料がはじいて塗れない!なんで?部分的に塗料がはじいてしまう原因は?

塗料がはじいてしまう現象と原因

同じように塗ったはずなのに一部分だけ塗料がはじいてしまって塗れない、あるいはちゃんと塗れていると思っていたのに後で見てみたら一部分だけ塗料がはじいてしまっていてきちんと塗れてない。
「なんで?」「がっかり…。」
なんてことになったことはありませんか?

もしかするとそれは「シリコン系シーリング材」の仕業かもしれません。

写真は固まってしまったシリコン系シーリング材の上に水性塗料を塗っているところです。

塗料がはじいてしまっているのがお分かりになるでしょうか。

少し時間が経つとこんな感じです。

こちらは水性ではなく、溶剤(シンナーで希釈するタイプ)の塗料を塗ってみたところです。
少し強めの溶剤ですが、やはりはじいているのが分かります。

シリコン系シーリング材とはどんな場所で使われているのでしょう?

例えば、エアコンの配管カバーの一番上の部分の周りや換気口の周りなどに多く使用されています。
あ~よく見かける!と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

色はクリアーの使用頻度が高いように思います。
ただ、汚れが付着していることも多いので、その場合には少し擦ってみるとわかるかもしれません。

耐久性に優れ価格も安く、どこでも手に入れることが出来るので、広く使用されていることが多いシーリング材ですが、このシリコン系シーリング材からはシリコンオイルが出てしまうため、塗料をはじいてしまったり、無理やり塗装しても後々塗膜が剥がれてしまったり、塗装をしなくても周囲を汚してしまったりというデメリットもあります。

シリコン系シーリング材の見分け方

シーリング材の種類は多種多様ですが、一般的にはウレタン系、変性シリコン系、シリコン系の3つが代表的です。
それぞれ特徴が異なりますので、簡単に説明すると

ウレタン系シーリング材   露出不可 塗装可
変性シリコン系シーリング材 露出可  塗装可
シリコン系シーリング材   露出可  塗装不可

大きな違いは露出できるか否か、塗装できるか否かという部分ではないでしょうか。
ウレタン系シーリング材は安価ですが、紫外線による劣化が顕著です。そのため塗装を行うことでシーリング材の表面を保護することが求められます。
変性シリコン系シーリング材は露出も塗装もOKなので、私たち塗装職人にとっては扱いやすい商品と言えます。
シリコン系シーリング材は塗装を行わない業種の職人さんたちには先述したように、耐久性に優れ、安価で手入れやすいため大人気ですが…塗装不可なんですよ~!しかも養生もくっつかない!テープが貼れないんです!…と叫びたいくらい、塗装をする上では少々厄介なシーリング材になります。^^;

さて見た目はどうでしょう?

同色の左側が変性シリコン系シーリング材、右側がシリコン系シーリング材です。
シリコン系シーリング材の方がツルツルしている印象ですがいかがでしょう?
なんとなくわかりますか?

10日程度経ったものです。
少し時間が経った方が分かりやすいかもしれません。
艶の違いがおわかりになりますか?

私たちが現場で施工する際には5~10年以上経過したものがほとんどです。
表面には埃や汚れが付着しているので判別が難しい場合もあります。その時には表面を擦って汚れを落としたり、切り込みを入れた時の断面を見て確認したりしています。

シリコン系シーリング材が施されている箇所に塗装する場合の対処方

エアコン配管カバーの一番上の部分です。
まわりにはシリコン系シーリング材がたっぷり施されています。

この場合、私はカッターやシンナー、爪(笑)などで必死に除去します。

中途半端だとシリコン成分が残り、塗料がはじいてしまうので、これでもか!というくらいきれいにしてちょうどいいくらいかもしれません。

壁に取り付けてある場合にはシーリング材を完全に除去することは難しいため、写真のように専用のプライマーを使用します。

シリコン系シーリング材が施されている箇所がないか、塗装後にはじいているところがないか?確認してみてくださいね。^^

いかがでしたか?
何かわからないことがございましたら、お気軽にお問い合わせください!