【建材より仕組み】X(ツイッター)を更新しました

こちらと同じ現場です。

既存の笠木を撤去してみると、継ぎ目においては単に重なりを設けていただけでした。この下は腐朽しています。

新規笠木でははぜ継ぎをしました。板金の端を外側に折り返すことにより雨水が板金を越えて流れ出すことを防ぎます。

鞍掛シートの不備が腐朽の最も大きな要因でしょうが、こういった細かな納まりも少なからず影響を及ぼします。ただし、一般の方は仕上がりを見比べても違いがわからないでしょう。だから、ディテールがおざなりになります。 建物の耐久性を高める上では、建材よりも仕組み(納まり)のほうが、圧倒的に大きな影響を及ぼすのです。