今日から新年初の現場がスタートしました！
気持ちも新たに頑張ります！＾＾

今回は玄関ドアの塗り替えです。
既存のドアです。

３年ほど前、外壁の塗装を行った際に、玄関ドアも一緒にクリアー塗装（透明の保護膜塗装）をしたそうです。
近くで見るとこのようにかなり劣化してしまっています。

あの手、この手で旧塗膜を剥がしていきます。
こちらは、電動工具を使って。

剥離材を塗布している所です。この薬品で塗膜を浮き上がらせて剥がしていきます。

なかなか剥がれない所は、薬品を塗布した上にビニルシートでラップして浸透させて剥がしていきます。

すっかり暗くなってしまいましたが、既存の塗膜が剥がれ、素地である木が現れました。＾＾

細かく残ってしまった旧塗膜はケレンで除去し、旧塗膜の剥離作業は終了で、こんな感じです。

薬品を使って、シミや灰汁を抜いて木をきれいにしていきます。

薬品は雑巾で何度も拭き取っていきます。
この作業を薬品の種類を変えてきれいになるまで繰り返します。

あく洗い（薬品によるシミやあく抜き）が終わって、こんな感じです。
きれいになったのが分かりますか？

さらにやすりをかけていきます。

やっと素地調整が終了しました！
どうでしょうか？

いよいよ着色です。
お色は玄関ドアの内側の色に合わせました。

塗り終わった状態です。
まだ色が薄いようです。

さらに色をつけました。

かなり色が付きましたが、内側の色に合わせるにはもう少し色が欲しいところでしょうか？

今日、お客様ともお話をして、もう少し色を入れることにしました。

写真では分りにくいかもしれませんが、内側と近い色になってきました。
上塗りをするとツヤが出て、綺麗になると思います。
楽しみですね。＾＾

今日は上塗り（透明保護塗膜）塗装をお行ないました。

色づけだけではパサっとしていたドアも艶が出ると深みが出てきます。

乾いてから、ケレン（目荒し、下地調整）を行なっています。

さらに上塗り塗装を行なっていきます。
より艶が出て、さらに深みが増します。

上塗りは２回で終わらせることも多いのですが、今回はもう少し深みを与えたかったのと、艶ムラが出てしまったところがあったので、再度塗ることにしました。

ケレン後に上塗りの３回目です。

艶ムラは無くなったものの、色ムラやケレン時の凹凸が目立ってしまったため、明日、再塗装させていただくことになりました。
お客様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っております。また私自身、大変悔しくもありました。木の塗装は難しいと改めて実感した次第です。お客様に喜んでいただくため、最善を尽くしたいと思います。

本日、色むらなどを直すために再塗装させていただきました。
色むらは目立たなくはなったものの、自分としても納得のいく仕上がりではなかったので、Y様とご相談の上、責任を持って再施工させていただくことになりました。
Y様におかれましては、ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありません。

慎重に剥離作業を行ないました。
明日は、仲間の大工さんに手伝ってもらい、玄関ドアを外しての研磨作業を行なう予定です。

剥離材を塗布しています。
前回はかなり強力な剥離材を使用し、木に負担をかけてしまった恐れがあるため、今回は少し弱めの材料を使いました。

あく洗い（シミや汚れ落とし）の必要が無いくらい、綺麗になっていましたが、念のため、あく洗いを行いました。

薬品を塗布しています。

玄関ドアを取り付けた後、細かい箇所と仕上げのケレン（ヤスリがけ）は手作業で行いました。
ケレン完了後です。

今日は、前回塗膜剥離及びケレン時に出来てしまった、木肌の凹凸を消すために、玄関ドアを外しての研磨作業などを行いました。

お休みにもかかわらず、手伝いに来てくれた大工の加藤さんと、当店の能登です。
高さのある玄関ドアのため、2人に手伝ってもらわなければ外すことが出来なかったと思います。本当に感謝です。

水拭きをして薬品をふき取ります。
今回は水洗いも行いました。

明日は雨予報なので、明後日、ドアの様子を見に伺う予定です。

先日遅くまで作業を行なっていたため、乾いた状態を見ることが出来なかったので、今日、ドアの様子を見に伺いました。
特に問題はなく、次は日曜日に色付けを行なう予定です。
写真は現状です。

長い期間空けてしまいましたが、本日、着色の作業を行いました。
まずは、再度、サンドペーパーで下地調整を行いました。

そして、いよいよ着色です。
おちこと呼ばれる、飾りでへこんでいるところから塗り始め、広い部分は塗り継ぎ等のムラが出ないよう、なるべく上から下まで一本で刷毛を通し塗っていきます。

次回の作業は22日(日)を予定しております。
次回は着色の2回目です。

今日は着色の2回目です。
写真は前回の着色1回目後です。

着色の2回目です。

こちらは着色2回目後です。

着色1回目と比べると色が濃くなっているのが分かります。

本日着色の3回目を行いました。
着色は今日で終わりです。次回は仕上げの上塗りに入る予定です。

着色の3回目が終わったところです。
塗り重ねることで、少しずつ色が濃くなり、深みも出てきました。
上塗りを行うと更に深みが出てくると思います。

本日、指の痕を消す作業を行いました。

写真は指の痕です。

拡大するとこんな感じです。
ドアノブの左側に指の痕が残っています。

指の痕を消すためには、指の痕が付く前の段階まで、色を落とす必要がありますが、その際に色が落ち過ぎてしまう箇所と残ってしまう箇所でムラが生じる可能性がありました。
お客様にご了承をいただき、紙やすりと、シンナーを使い、指の痕を消す方法で作業をさせていただくことになりました。

まずは番手の細かい紙やすりで軽く擦っています。

そして綺麗な布にシンナーを染み込ませ軽くふき取りました。

その後、余分なシンナーやケレンの粉を取り除くために綺麗な布でカラ拭きしました。

木の状態を見ながらこれらの作業を繰り返しました。

作業後はこんな感じです。

指の痕はほとんどわからなくなりました。

指の痕があった部分の木、一本分のみ作業を行いました。
遠目ではこんな感じです。

指の痕は消えましたが、落としムラが出てしまいました。

写真中央に写る小さな丸い部分がそうです。
廻りに比べ、色が明るくなってしまいました。

やはり、写真中央に写る、明るい部分が落としムラです。

お客様とご相談させていただき、とりあえず色を着け、様子を見ることになりました。

写真は着色しているところです。色むらを抑え、色を均一に染み込ませるために刷毛で着色した後、綺麗な布で作ったテルテル坊主のようなもので刷り込みました。しかし、思ったほど色が付かなかったため、再度刷毛で刷り込むように塗りました。
刷毛の写真は撮り忘れてしまいました。

着色後です。

だいぶ目立たなくなりました。

こちらも着色後です。

こちらは範囲が大きいため、まだ少し目立ちます。

遠目で見ると、こんな感じです。

再度お客様とご相談させていただき、梅雨明けまで様子を見ることになりました。
その後、再度着色し、クリアの保護塗膜を塗る予定です。

先日梅雨明けが発表されましたので、早速、お客様にご連絡をさせていただき、本日施工をさせていただくことになりました。

途中、様子を見に行く中で、クリアの保護塗膜の塗装はせず、メンテナンスのしやすい、浸透性の塗装のみで仕上げることになりました。

前回の落としムラを少しでも目立たなくさせるために、今日は着色の4回目を行いました。
今回使用している塗料は、3回塗りの仕様のため、塗膜を落ち着かせるために、梅雨明けまでお時間をいただき、本日、４回目の塗装を行うことにいたしました。

施工後です。
落ち着いた感じに仕上がりました。

施工前はこんな感じでした。

近めでは、こんな感じでした。

少々アングルが違いますが、こんな感じに仕上がりました。

今回は私の未熟さゆえ、満足のいく仕上がりにならず、再施工をさせていただくなど、学ぶことの多い現場となりました。
思えば新年早々の寒い時期に始まった工事も、すっかり暑い夏を迎えました。
その間、お付き合いを頂きましたお客様には、深く感謝しております。

私にとって今回は、大変実りある現場となりました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
この経験を今後に活かして、これからも頑張りたいと思います。

また、ご協力いただきました皆様にも、この場をお借りして御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。