【塗装工事の本質に迫る】なぜ塗り替えるのか

原田芳一です。

今回は、皆さんが思っておられる「塗装工事」の有用性と、現実とのギャップについてお話しいたします。

なぜ塗り替えるのか

「なぜ、今回塗装工事をお考えになられたのですか?」

私が見積などをご依頼された方とお話しする際に、まず質問する事柄です。

せっかくなので、ご覧いただいている皆さんも考えてみてください。

なんと答えられますか?

多くの答えは、このようなものです。

「10年経ったら塗り替えしなくちゃならないと思って。」
「近所のお宅もどんどん塗り替えているので。」

皆さんのお答えはいかがでしたか?

似たような回答を思い浮かべられたのではないでしょうか?

では、次の質問です。

「塗り替えを行わなければ、お宅はどうなってしまうと思われますか。」

この質問に対しては、こんな感じの答えが多いです。

「雨水がしみ込んでボロボロになってしまうのではないですか?」

ここで考えていただきたいのです。

「塗り替え工事」は本当に必要なのか

本当に、塗膜が傷んできた結果、外壁や屋根に水がしみ込んで、ふやけたり腐ったりするでしょうか?

そんなことはありえません!

それが本当にそうなるのなら、築造から何百年も経っているお寺や神社は存在しないことになります。

だって、そもそも、現在塗り替え工事で使われるような「ペンキ」(※石油から生成した塗料のこと)ができたのは、近代以降なのですから。

だから、我々業者側の人間を含め、多くの人が思っているような、

「塗らなければ朽ちてゆく」

という概念が間違っているのです。

たしかに、建物は、手を入れないと、やがて朽ちて自然に還ります。

でも、それは、外壁を塗らなかったからではありません。

建物が有していた「弱点」を「改善」してこなかったからです。

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