【外壁に発生した藻・苔・カビについて】ツイッターを更新しました
まずは藻・苔・カビの違いですが、「藻類」は光合成をする生物のうち「植物」の除いたものの総称だったり、苔は「コケ植物」と呼ばれる種類ならば植物だったり、カビは菌なので光合成をしなかったり、さらに言えばカビの内部に藻が共生している「地衣類」という種類がいたり、しかも地衣類は「○○ゴケ」という名前だったりと、まさにカオスです。
共通する特徴としては、根を張らないため、水分を確保するのに、一般的な植物に比べ、日射が当たらず、かつ湿度の高い場所に生息するのが特徴です。自分で移動することはできないので、外壁であれば水を含みやすい、凹凸の激しい場所に発生しやすいです。したがって、塗装すると凹凸が埋まるため、塗膜表面が荒れてくるまで発生しづらくなります。
藻・苔・カビが発生することによる建物への直接の影響はありません。ただ、それらが発生する環境として湿気が多いことが挙げられますので、通気をよくするため、植栽を間引いたり、庭の雑草を手入れしたり、また、外壁の通気構造を強化するなどの方策を取ることで改善が期待できます。