レンガタイルやブリックタイルは釉薬を用いた平滑性のあるタイルに比べ表面に空隙が多いのが特徴です。そのことにより、一般的な磁器タイルのような保護クリヤー材が塗れません。理由のひとつは、タイルがクリヤー材を吸ってしまいムラになってしまうこと。そしてもうひとつは、吸い込むことで膜にならず、保護機能が発揮されないことです。巷では陶磁器タイルを称して”メンテナンスフリー”と謳っていますが、その意味は、「メンテナンスが不要」ということではなく、「メンテナンスが不可能」のほうが事実に近い気がしています。