【防水性は三方で考える】X(ツイッター)を更新しました
建物の外皮表面における防水化に際しては、三方で考えます。三方とは、天面、垂直面、見上げ面です。防水性能においては天面を最も強くし、以下垂直面、見上げ面の順で。逆に透湿(透水)性能においては見上げ面を最も高くし、垂直面、天面の順で。理由は劣化する順序です。
日射や降雨を直接受ける天面は、最も早く劣化します。三方すべてを同じ防水塗膜で仕上げると、劣化によって天面が破断しても、垂直面や見上げ面は健全でしょうから、浸入した雨水が排出されず、より建物の構造にダメージを与えてしまいます。