【完工事例】[14.9.23]逗子市S様邸・雨漏り修繕工事(担当:原田芳一)
物件データ
施工中リポート
2014年9月23~29日
散水調査 により判明した漏水箇所の「修繕工事」を行います。
既存笠木・手すりを撤去しました。
矢印の位置に、シーリングが充填されていませんでした。
笠木を外したところです。
「アスファルトフェルト430」と呼ばれる防水シートが、張ってありました。
フェルトの端末が重なっておらず、すき間が空いてしまっています。
本来、10cm以上重ね合わせるべきです。
モルタルとフェルトの境界に、シーリングなどの処理が行われておらず、すき間が空いていました。
手すりの支柱受け(座)と笠木の固定金具です。
取り外してみると、ビスからの浸入を防止する施策(防水テープ、シーリング等)が、採られていませんでした。
雨水の浸入口付近の防水シートをカットし、切開します。
下地の木材が腐食し、穴が開いていました。
腐食箇所を切除します。
新規の下地木材を、はめ込みます。
ビスで固定します。
木材交換後の様子です。
両面接着の防水テープにて塞ぎます。
角部において、フェルトが張り切れていませんでした。
内部に「透湿防水シート」が張られているのが確認できますが、透湿防水シートは水が溜まり続けると水を通してしまうので、天端(空を向いている面)に施すことは不適切です。
防水テープにて塞ぎました。
プライマー(シーリングの下塗り材)を、塗布します。
ビス穴や端末部を、シーリング材で塞ぎます。
長手方向の端末部も塞ぎました。
シーリング処理後です。
両面防水テープを張ってゆきます。
天端のすべてに、防水テープを張りました。
「水切りシート」と呼ばれる、専用の防水シートを張り込みます。
タッカー(ホチキス状の固定工具)を用いた跡を、シーリング材で隠蔽しました。
過日、手すりを撤去した際のビス跡を埋めました。
新規に、手すりの支柱受けを設置します。
その際、ビス部分に捨てシーリング(先行してシーリング処理すること)を施しています。
新規に、笠木の固定金具も取り付けました。
垂直に近づけるために、スペーサーをはさんでいます。
角部には、万が一笠木のジョイント部から雨水が浸入した際に、速やかに排出する仕組みを作成します。
笠木に穴を開け、手すり支柱受けを通します。
受けの根元に、シーリングをたっぷりと充填します。
受けキャップを取り付けます。
キャップの根元に、さらにシーリング材を充填します。
取り付け完了しました。
端末部表面に、大きく三角シールを施しました。
新規笠木・手すりについていた保護フィルムを剥がします。
以上をもって、雨漏り具象の調査及び修繕工事を完了といたします。
ありがとうございました。