【完工事例】[18.7.7]藤沢市S様邸・雨漏り再現調査(担当:能登広)
物件データ
施工中リポート
2018年4月15日 事前調査
建物外観
雨漏り診断士の資格所持者がお伺いし、建物の「事前調査」を行います。
1階南面和室窓枠東側上端が、雨水浸出位置です。
雨水浸出位置をサーモグラフィーカメラで撮影しました。
天井に低温部がみられます。
したがって、雨水浸入位置は天井よりも高い箇所ということが推察できます。
雨水浸出位置上部(2階リビング)壁面です。
上記箇所をサーモグラフィーカメラにて撮影しました。
窓枠左端上部に天井にかけて低温部が見られます。
天井表面には低温部がみられないことから、天井よりも上部の2次防水が破綻をきたしている可能性があります。
調査箇所①
バルコニー床は、被疑箇所として考えられます。
調査箇所②
サッシ枠内側は、被疑箇所として考えられます。
調査箇所③
笠木は、被疑箇所として考えられます。
調査箇所③
笠木のバー根元のキャップを持ち上げたところです。
ここに雨水がたまると、笠木内部まで浸入する恐れがあります。
調査箇所④
エアコン配管スリーブ周辺の外壁は、被疑箇所として考えられます。
2018年7月7日 散水調査
建物外観
雨漏り診断士の資格所持者が、疑わしい箇所に水をかけて、漏水箇所を特定する「散水調査」を行います。
南面2階洋室
サーモグラフィーの写真です。
前日の雨で漏水したとのことで、サーモグラフィーで確認したところ、天井付近に低温部が見られ、浸入しているものと思われます。
南面1階和室
サーモグラフィーの写真です。
前日の雨で漏水したとのことで、サーモグラフィーで確認したところ、内壁の一部に低温部が見られ、浸入しているものと思われます。
調査①
南面2階バルコニー床へ散水しました。
7/7 9:15~10:45
漏水再現しませんでした。
調査②
南面2階バルコニー窓、東側下部サッシ内側へ散水しました。
7/7 10:50~12:20
漏水再現しませんでした。
調査③
南面2階バルコニー笠木、東側の外壁との取り合いへ散水しました。
7/7 12:30~14:00
漏水再現しませんでした。
調査④
南面2階バルコニー外壁、サ窓上部東側へ散水しました。
7/7 14:01~14:02
漏水再現(約1分)しました。
調査④
南面1階和室、窓上部鴨居より浸出しました。
調査④
南面1階サーモグラフィーの写真です。
天井に低温部が見られ、天井にも漏水している可能性があります。
以上、散水調査の結果、漏水箇所を特定しました。