雨漏りは『仕組み』で解決する!

 

原田芳一です。

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さて、今回は雨漏りの話です…

 

雨漏りが直らない!

大工さんや屋根やさん、雨漏り修理の専門店に何度も見てもらい、修理してもらったのに、それでも雨漏りが直らない…

そんなお話をよく聞きます。実際、雨漏りを直すのはとても難しいです。特に建築関係者のほうが苦手です。なぜなら、建築とは「つくる」ことであるのに対し、雨漏りは「止める」すなわち「なくす」ことだからです。だから、職歴何十年の大工さんや屋根やさんであろうと、雨漏りに対してはその経験が役に立たないのです。

「どこに頼んでも雨漏りが直らない」というのはとてもおかしな話です。だって、お客様は雨漏りが止まることに対してお金を払っているのに、そもそも雨漏りが止まっていないのであれば、お客様は何のためにお金をかけたのでしょうか?

雨漏りは保険を使っても直らない場合が?!

公益財団法人・住宅リフォーム・紛争処理支援センター調べ(2022年)で、住宅瑕疵担保責任保険法人(日本住宅保証検査機構他4社)が扱った保険金支払い事件のうち、25%以上が支払い後に何らかのトラブルになっているようです。ちなみに、雨漏りは保険金支払い対象事故の9割を超えています。要するに、瑕疵保険を使用する工事の大多数が雨漏りで、しかも、その1/4は工事後も雨漏りが直っていないということになるのです。

一般的な雨漏り修理の問題点

一般的な雨漏り修理の流れは、こんな感じです。

 

事前調査→屋根や壁の不具合(すき間や穴)を見つける→雨漏り修理(すき間・穴埋めやカバー工法)を実施→工事完了/請求・支払い

 

このやり方の一番の問題点は、お客様側で、 

 

○どこから雨水が入ったのか

○その修理によって本当に雨漏りが止まったのか

 

の2点を、まったく確認できていないことです。

雨漏りって、雨が降るたびに漏るわけではありませんよね。いくつかの気象条件が揃ったときでないと起こりません。ですから、お客様は修理が終わったら雨漏りが直ったことを確認する前に支払いが発生してしまうのです。

このことは保険対応においても同じです。工事が終わったら、雨漏りが止まったことを確認する前にその業者に保険金が支払われてしまうのです。

雨漏り再発ゼロ!その理由は?

弊社の雨漏り解決までの流れを示します。

予備診断

(調査契約)

散水調査

(修繕工事契約)

修繕工事

止水確認検査

お引き渡し・完了

一般的な雨漏り修理との大きな違いは

「散水調査」

「止水確認検査」

を行うことです。

「散水調査」とは

文字通り、降雨のない日に水をかけて雨水が浸入する箇所を特定することです。我々は、雨漏りのメカニズムを確定させるという意味合いから、「雨漏り再現調査」と呼んでいます。この調査で雨漏りが再現されたなら、水がかかった範囲から浸入していることが誰の目にも明らかになります。

雨漏り再現調査を行っている様子です。

 

「止水確認検査」とは

雨漏り再現調査によって雨漏りが再現された状況と同じ位置に、同じ時間、同じ水量(またはそれ以上の時間・水量)で散水する検査です。この検査によって雨漏りが再現されなければ、雨漏りが解決したことは誰の目にも明らかです。

雨漏りは「仕組み」で解決できる!

このように、「雨漏り再現調査」「止水確認検査」を行えば、雨漏りが解決することは誰の目にも明らかになります。

たとえば、サーモグラフィーとか蛍光水とか、そんなツールを使っても、実際、お客様は何も理解できません。「すごそうな装置を使っているので、なんとなくよさそう。」くらいにしか思いません。それって、何か意味があるのでしょうか?

お客様が心から雨漏りが止まったことを感じなければ、どんな機器を使ってもムダです。それより、誰しもが容易に理解できる結果を提示し、雨漏りが確実に止まった証拠を示すこと。これこそが、雨漏り解決への唯一の羅針盤であると言えるでしょう。

ガイドラインで雨漏り解決!再発ゼロ!

私(原田芳一)は雨漏り110番ネットワーク運営会社の取締役を仰せつかっています。雨漏り110番ネットワークでは「ガイドライン」を作成し加盟店に提供していますが、そのガイドラインを作成したのが私です。作成の経緯として、加盟店によって雨漏り診断や修理の力量に差があったのを平準化する必要があったからです。建物外皮と雨仕舞における基本的な知識と、このガイドラインさえあれば、理論上だれが行っても雨漏り再発がゼロになるのです。

我々は、お客様に『エビデンス(根拠)』を提供します

「ここから水が入って、ここを伝って、ここから水が出た」こと、

そして、

「修理前に水をかけたら雨漏りしていたが、修理後に水をかけても雨漏りしなかった」こと、

お客様がこの2つを主体的に理解することでしか、雨漏りは解決しないのです。

そのための根拠、すなわち「エビデンス」を提供できることが、他の会社にない、我々の強みです。

お客様が雨漏りが直ったことを「実感」すること、雨漏りが確実に解決する方法は、これ以外にありません!

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