【化粧スレート瓦材を葺いてはいけない勾配】ツイッターを更新しました
「カラーベスト」「コロニアル」などの名称で呼ばれる化粧スレート瓦材は、金属屋根などと比べ重なり部やすき間になる箇所が多いため、二次防水(瓦材の下に張られる防水シート等)に到達しやすい材料です。そういった材料を緩い勾配で使用すると、雨水が排出されずに二次防水の表面に溜まったり、状況によっては下から上へと逆流したりします。そうなると雨漏りに直結するので、3.5寸以上の勾配でないと使用してはいけないことになっています。(※「○寸勾配」とは、水平方向に10(寸)、垂直方向に○(寸)の傾きであることを示す。)ちなみに写真の屋根は2寸勾配しかありません。昭和の建築なので、こういったことがガイドラインに示される前のものです。