【見えない部分の塗装について】ツイッターを更新しました

「唐草」と呼ばれる軒先水切りの塗装について触れています。見えない箇所は面倒なので塗らない心理は理解できます。ただ、それは単に手抜きしたいというだけではなく、塗らない→錆びる→雨漏りする という想像が働いていないからです。それには、職人の大多数は下請でありかつ親方ではないので、自分の仕事を検証する仕組みになっていない、すなわち、自分が手掛けた現場を二度と見ることがないという社会的な背景があります。手抜きをしたことによって劣化を早めたという事実を実感するシチュエーションは訪れないのです。したがって、見えない部分に関しては塗ったことを評価されませんし、塗っても塗らなくても建物のもちに違いを感じることがないため、自ずと手を抜いてしまうのです。