業者選びのポイントとしてよく挙げられているのは、「相見積を取ること」「施工実績を確認すること」「資格や許可を確認すること」「アフターフォローや保証内容が充実していること」「地元の業者」「直接施工店」といった項目でしょうか。

実は、個人的には、上記の内容はどうでもよかったり、優先順位としては高くないと思っています。私が消費者だったら、何を重視するかといえば「会話」です。

社会の公器たるスタンスで営利事業を行ってゆく上においては、その事業が世の中の役に立っていることを実証しなければなりません。そのためには、様々な角度から自らの事業を把握し、研究を重ね、間違いなく役立っていると確信することが必要です。

したがって、そのブレない信念を持ち続けて研鑽を積んだ人間は、会話に矛盾がありません。メリットとともにデメリットも伝えようとします。塗料の違いで耐久年数を語ったり、喫緊に施工しないとトラブルになると脅したり、契約の是非を返答するデッドラインを示したりといったことは一切ありません。説得力が違います。だから、きちんと会話に向き合えば、それだけで業者を見極めることが可能であるはずです。