【Googleクチコミへのご返信】X(ツイッター)を更新しました

sereno s 様

ご丁寧に貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

s様のお宅におかれましては、12年前に外壁・屋根他の塗装工事をさせていただいておりますが、常々感じているのは、当時のお客様に対する申し訳ない気持ちです。
社業を続けてゆく以上、当然日々進化向上に寄与することとなります。したがって、調査や施工、その前提となる、建物の維持延命に関する根本的な概念は、当時と今とでは、かなりの差になっていることは間違いありません。当時の思考や技術を顧みれば、稚拙なレベルであったと反省することしきりです。
そんな弊社の施工に対し、一定のご評価をくださったことは、たいへんありがたく、s様のご理解に深謝するところです。この場をお借りしまして、心より厚く御礼を申し上げます。

また、弊社では、「塗らないよりも塗ったほうがよい」とは考えておりません。塗膜やシーリング(コーキング)は建物に悪影響を与えることもしばしばです。ですから、建物の維持延命に際しては、施工よりも調査のほうがはるかに重要です。今回、ヒアリングと調査に4時間をかけた上で、経過観察をおすすめしたのも、そういった思いがあるからです。

こちらをお読みいただいている皆様には、ぜひとも拙速に工事を行うことなく、皆様での経過観察、ならびに専門家による調査を推奨いたします。ただし、施工業者による調査は意味を有しません。なぜなら、無料調査では、その経費を工事契約で充填するからです。だから、「塗装したほうがよい」という結論しか出てこないのです。

そこでお勧めしたいのは、以下の2つです。

・複数の業者に見積依頼をし、「施工しなくてもよい」と提案してきた業者と長く付き合う。
・有償調査(インスペクション)を実施する。

どちらも、調査主体の考え方に基づくものです。ご参考となれば幸いです。