【壁を汚すだけの補修】X(ツイッター)を更新しました

雨漏り修理の目的で、意匠系仕上げ塗材のひび割れに対しクリヤーシーリングをなでつけています。

「ジョリパット」に代表される、このような仕上げ塗材には、細骨材(砂や砂利)が多く含まれており、造膜されません。ポーラス(空隙)だらけで、透水性が高く、水を吹き付けると濡れ色になります。水がかかれば下地のモルタルまでは容易に到達するような性質なのです。

そんな仕上げ塗材のひびを埋めたところで、止水に供さないことは誰の目にも明らかでしょう。しかも、ご覧のように、シーリング処理をしたところは光沢が出て、見た目も悪くなっています。

この工事は新築したビルダーの関連する業者が実施し、有料だったようです。 雨が止まる見込みがほとんどなく、しかも見た目を悪くする工事を、建てたビルダーの関連業者が行い、しかもその対価を支払うことになってしまった依頼者の方の気持ち、いかばかりかと察します。だからこそ、消費者に真贋を見抜く能力が求められるのです。