【完工事例】[20.1.24]茅ヶ崎市S様邸・雨漏り再現調査(担当:能登広)
物件データ
施工中リポート
2020年1月24日 散水調査
建物外観
雨漏り診断士の資格所持者が、疑わしい箇所に水をかけて、漏水箇所を特定する「散水調査」を行います。
調査①
南面1階漏水位置上部外壁、南西角より4m散水しました。
2020/1/24 9:05から10:05
漏水再現しませんでした。
※浸出位置に近いため、散水時間を60分としました。
調査②
南面2階バルコニー床、腰壁水切り下より散水しました。
2020/1/24 10:25~10:27
漏水再現(約2分)しました。
調査②
1階リビング南面窓の内壁と上枠の取り合い部より、浸出することが確認されました。
調査②
散水直後より、バルコニー下の雨樋付け根のジョウゴより水が溢れているのが確認されました。
この現象は、雨樋が詰まっており、水が流れに為に溢れています。
調査②
雨樋を切らせていただき、内部を確認したところ、汚れなどにより詰まっていることが確認出来ました。
調査②
雨樋が詰まっている箇所を新規雨樋に交換をさせていただき、再度水を流したところ、漏水は確認できませんでした。
調査③
2階バルコニー腰壁の笠木より、内外部壁にも水が流れるように散水しました。
2020/1/24 13:25~14:55
雨漏り再現しませんでした。
調査③
2階バルコニー外部の写真です。
以上、散水調査の結果、漏水箇所を特定しました。
総合所見
南面バルコニー排水の雨樋が詰まっていたことにより、水が流れずに溢れだしてしまい、軒裏の裏側に水が入り込み、内部に浸入したと考えられます。
したがって、当該雨漏りは、雨水浸入位置が1箇所で雨水浸出位置が複数箇所である「単一雨漏り」です。
今回の雨漏りでは、バルコニー排水の雨樋詰まりにより、水が流れなかったことが原因と考えられ、その後の散水調査も行うためにも、散水調査と並行して詰まっている部分の雨樋の交換をさせていただきました。
交換後に継続した散水調査において、雨漏りが再現されなかったので、雨漏りの原因がバルコニー排水の雨樋の詰まりによるものと思われます。
ありがとうございました。