【改修工事は、 『”施工”しながら”検査”する』 べき】X(ツイッター)を更新しました
こちらの続きです。
Xのフォロワー様から、以下のコメントが届きました。
> 業界自体をもっと厳しくするとかしないと世間から信用されるのは難しいかと
その通りです。医師は医師法に基づく免許制ですから、法に悖る行為を行った場合には免許をはく奪されたり刑事罰を受けることがあります。対して、改修工事に携わるのに免許は必要ありませんから、どんな人でもプロと名乗ることができるのです。そんなことから、信用度合いは天地の差がありますね。
さて、私はおおもとの見積や契約は必要ないとは思っておらず、むしろ必須であるという立場です。金額の提示がなければ怖くて頼めません。
ただ、その見積内容や契約金額に対し、追加費用が発生する余地を認めてくれないと、何かの不具合が見つかった際に、その不具合を報告しなくなってしまうということを言いたかったのです。
さらに、私が申し上げたいのは、”新築”と”改修”の違いです。
新築の場合、ゼロからつくるので、予見できないことはさほど多くありません。かたや、改修においては、既存建物がどんな状態であるかは、厳密に言えば誰も知りえないことなので、”変数”だらけであるといっても過言ではありません。
改修工事は、 『”施工”しながら”検査”する』 べきであるのです。
依頼者(施主)がこの意識をもたないと、職人が施工中に認識した大切な情報をフィードバックしなくなるでしょう。