【完工事例】[20.8.11]足柄下郡F様邸・雨漏り再現調査(担当:能登広)
物件データ
施工中リポート
2020年8月11日 散水調査
建物外観
雨漏り診断士の資格所持者が、疑わしい箇所に水をかけて漏水箇所を特定する「散水調査」を行います。
調査①
東面1階和室直上下屋根へ、2m散水しました。
2020/8/11 9:20~10:50
漏水再現しませんでした。
調査②
東面1階和室直上北側外壁、及び外壁と上屋根との取り合いへ、2m散水しました。
2020/8/20 10:55~10:58
漏水再現(約3分)しました。
調査②
東面1階和室直上北側外壁、及び外壁と上屋根との取り合いへ、2m散水しました。
2020/8/20 10:55~10:58
漏水再現(約3分)しました。
調査②
漏水個所を赤外線で撮影しました。
青色の部分が濡れている箇所です。
調査③
東面1階和室直上北側外壁と、上屋根との取り合いへ、シャワーヘッドにて散水しました。
2020/8/11 11:22~11:28
漏水再現(約6分)しました。
調査③
漏水箇所を赤外線で撮影しました。
青色の部分が濡れている箇所です。
調査③
東面1階和室上部の軒裏を、赤外線で撮影しました。
青色の部分が濡れている箇所です。
調査③
東面1階和室の隣の玄関の天井などを、赤外線で撮影しました。
青色の部分が濡れています。
調査④
東面1階和室上北側の屋根より、下の外壁へ散水しました。
2020/8/11 13:20~13:58
漏水再現(約38分)しました。
調査④
漏水箇所を赤外線で撮影しました。
青色の部分が濡れている箇所です。
以上、散水調査の結果、漏水箇所を特定しました。
総合所見
東面の北側外壁のひび割れや上屋根と外壁との取り合い部などより浸入し、雨漏りが発生していると思われます。
当該雨漏りは、原因となる雨水浸入位置が複数箇所であり、雨水浸出位置が複数箇所である「複数浸入雨漏り」です。
また、屋根先部分に壁止まり役物という板金が設置されていないために、外壁内に浸入しやすい状態であることや、
いずれの雨水浸入位置においても、内部防水シートなどの不具合により、2次防水を突破して浸入していることがうかがえます。
不具合が発生していると思われる部位の外壁をはがし、2次防水を最適化する必要があります。
ありがとうございました。