【完工事例】[21.7.7]町田市Y様邸・外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装他工事(担当:島崎太郎)
物件データ
施工中リポート
2021年7月7日(水)
本日着工いたしました。
お客様並びにご近隣の皆様には、何かとご不便をお掛けすることと存じますが、ご理解とご協力のほどをなにとぞよろしくお願い申し上げます。
写真は、足場組みです。
2021年7月8日(木)
本日、屋根板金の不具合箇所を補修する予定でしたが、化粧スレート瓦をはがしてみたことろ、思ったよりも深刻な状況だったので、補修方法を変更し、改めてお客様にご提案することとなりました。ちなみに、前回の塗り替えでは、改善されることなく塗装されてしまったようです…
2021年7月20日
本日は、先日明らかになった腐朽箇所の補修を行いました。
7月8日までの流れを説明します。これが、不具合箇所を屋根の上から見た様子です。見積前の調査時にも屋根に上がりましたが、このように、化粧スレート瓦材がはがれていることもなく、下地の板が大きく腐っている感じはありませんでした。
調査時に、屋根の端の板金(ケラバ板金)が外にずれているのを発見しました。これは、そのときの写真です。こちら側からは、ハシゴをかけるスペースがなかったため、不具合が発生している場所までアクセスする方法はありませんでした。
軒先に近い場所から見たところです。一見したところ、不具合が発生しているとは感じられません。なお、この写真は、足場が設置されたから撮影できました。足場がないと、人がこのポジションで身体を支持することはできません。
足場を組んで、外れているケラバ板金の周りを細かく調査しました。スレート瓦材が動いたので、その部分を引き抜いたところ、このように腐朽が進行していました。
白い矢印で示したところが、ケラバが外にずれていた箇所です。下地の合板(野地板)の小口(断面)から雨水を吸い込み、毛細管現象で数十センチ上まで水を引き上げて腐朽させていました。足場がないと瓦が外れることを確認できません。ですから、こういった腐朽まで事前に予測することは不可能です。
使用する化粧スレート瓦材です。
下葺きの改質アスファルトルーフィング(防水シート)です。
スレート瓦材をはがしてゆくと、谷板金のほうに雨水を流してゆくための処理(肩落とし)がなされていませんでした。本来、赤線で示したように切り取っておかなければなりません。
ケラバ板金側も、赤線で示したように肩落としをしておくべきです。そうしないと、屋根中央に雨水を呼び込むことになってしまいます。なるべく板金側に雨水を寄せ、速やかに排出させる仕組みを作っておかなければなりません。
腐朽箇所は写真で谷部より左側ですが、そこだけ補修すると、下葺きの防水シート(改質アスファルトルーフィングシート)のつなぎ目が、雨水の集約する谷部にできてしまい、雨漏りする恐れがあります。そのため、谷をまたいで右側も下葺きからやり直す必要があります。
必要な箇所の化粧スレート瓦材をすべてはがしてから、腐朽箇所の野地板(屋根下地の合板)を撤去 しました。
新しく合板を張り付けました。
谷部に沿って、改質アスファルトルーフィングシートを先張りしておきます。こうすることによって谷の水上から水下にかけての継ぎ目が最小化されるため、万が一谷板金の裏側に雨水が流れ込んでも速やかに排出されるようになります。
先張りしたシートの上に、今度は水平方向に、下から上へとシートを張ってゆきます。
安全を最優先にするのであれば、この面をすべて張り替えたほうが望ましいのですが、少なくともこの位置まで施工しておけば、既存の下葺き防水シートと接合することができるため、及第点の安全性は確保できます。
谷板金を設置してゆきます。赤丸で囲んだ重なり部分には、先にシーリングをしておきます。このようなシーリングの方法を「捨て打ちシーリング」と言います。
谷板金の設置状況です。
化粧スレート瓦材を葺いてゆきます。赤丸で囲った箇所は、谷板金上で「肩落とし」を行った様子です。
ケラバ板金上でも肩落としを行いました。
棟(屋根の稜線に当たる部分)に、貫材と呼ばれる新規の下地木材を設置しました。
貫材に棟包み板金をかぶせて完了です。
2021年7月23日(金)
本日は、高圧洗浄を行いました。
写真は、屋根の高圧洗浄です。
汚れと共に旧塗膜も剥がれました。
外壁の高圧洗浄です。
バルコニー床の高圧洗浄です。
雨戸の裏側の高圧洗浄です。
玄関エントランス床の高圧洗浄です。
擁壁の高圧洗浄です。
2021年7月24日(土)
本日は、床へのブルーシート養生や各種ビニル養生、配線等の取り外しなどを行いました。
写真は、既存エアコン配管カバーの撤去後です。。
2021年7月26日(月)
本日は、ケレン・目荒しや鉄部のサビ止め塗装などを行いました。
写真は、棟包みと呼ばれる屋根板金のケレン・目荒しです。
屋根の雪止めのケレン・目荒しです。
唐草と呼ばれる屋根先水切り板金のケレン・目荒しです。
破風板のケレン・目荒しです。
軒裏のケレン・目荒しです。
軒樋のケレン・目荒しです。
竪樋のケレン・目荒しです。
出窓の屋根板金のケレン・目荒しです。
出窓上裏の板金部分のケレン・目荒しです。
バルコニー腰壁の笠木板金のケレン・目荒しです。
霧除け屋根板金のケレン・目荒しです。
幕板のケレン・目荒しです。
換気フードのケレン・目荒しです。
外壁の土台水切り板金のケレン・目荒しです。
棟包みと呼ばれる屋根板金のサビ止め塗装です。
屋根の雪止めのサビ止め塗装です。
唐草と呼ばれる屋根先水切り板金のサビ止め塗装です。
バルコニー腰壁の笠木板金のサビ止め塗装です。
出窓上裏の板金部分のサビ止め塗装です。
霧除け屋根板金のサビ止め塗装です。
換気フードのサビ止め塗装です。
外壁の土台水切り板金のサビ止め塗装です。
2021年7月28日(水)
本日は、屋根の縁切り用部材の挿入や下塗り、破風板などの継ぎ目のシーリング打ち替えなどを行いました。
写真は、屋根材の重なり部分に縁切り用部材を挿入しいるところです。
屋根の下塗りです。
破風板(鼻隠し)及び幕板継ぎ目の既存シーリング撤去です。
破風板(鼻隠し)及び幕板継ぎ目のシーリング用プライマー(下塗り材)の塗布です。
破風板(鼻隠し)及び幕板継ぎ目の新規シーリング材の充填です。
破風板(鼻隠し)及び幕板の新規シーリング材のヘラ均しです。
2021年7月29日
本日の作業は壁のクラック補修・下屋根の下塗り・養生等を行いました。
写真は弾性エポキシをクラックに
写真は下屋根の下塗り後です。
2021年7月31日(土)
本日は、軒裏の上塗り1回目及び2回目、各付帯部の上塗り1回目などを行いました。
写真は、軒裏の上塗り1回目です。
軒裏の上塗り2回目です。
破風板(鼻隠し)の上塗り1回目です。
幕板の上塗り1回目です。
軒樋の上塗り1回目です。
2021年8月2日(月)
今日は外壁の下塗り等を行ないました。
写真は外壁の下塗りです。
2021年8月3日(火)
本日は、外壁の上塗り1回目などを行いました。
写真は、外壁の上塗り1回目です。
2021年8月4日(水)
本日は、外壁の上塗り2回目などを行いました。
写真は、外壁の上塗り2回目です。
屋根板金の釘部分へのシーリング打ち均しです。
2021年8月5日
今日は付帯部の塗装などを行いました。
写真は霧除けの上塗り1回目です。
出窓板金の上塗り1回目です。
換気フードの上塗り1回目です。
幕板の上塗り1回目です。
2021年8月6日
今日は付帯部塗装の続きや屋根板金などの塗装などを行いました。
写真は軒樋の上塗り2回目です。
鼻隠しの上塗り2回目です。
霧除けの上塗り2回目です。
竪樋の上塗り2回目です。
水切りの上塗り2回目です。
出窓板金の上塗り2回目です。
換気フードの上塗り2回目です。
その他、屋根板金や唐草(屋根先板金)の上塗り1回目等も行いましたが、写真を撮り忘れてしまいました。すみません。
2021年8月7日(土)
本日は、各箇所清掃や配線などの取り付けなどを行いました。
写真は、窓清掃です。
同じく清掃中です。
擁壁の既存塗膜の浮き部分の撤去後です。
2021年8月10日(火)
本日は、屋根の上塗り1回目及び一部上塗り2回目、出窓のシーリング打ち均しなどを行いました。
写真は、屋根の上塗り1回目です。
棟包みと呼ばれる屋根板金の上塗り2回目です。
唐草と呼ばれる屋根先水切り板金の上塗り2回目です。
出窓屋根板金の既存シーリング撤去です。
出窓屋根板金の新規シーリング打ち均し後です。
バルコニー笠木手摺支柱の新規シーリング打ち均しです。
擁壁の塗膜はく離部分の模様合わせです。
2021年8月11日
今日は屋根や擁壁、雨戸塗装などを行ないました。
写真は屋根の上塗り2日目を行っているところです。
洗浄後は既存塗膜が剥がれ、このような状態でしたが…
屋根の仕上がりです。
擁壁の上塗り1回目です。
雨戸のサビ止め吹き付け塗装です。
雨戸の上塗り1回目吹き付け塗装です。
雨戸の上塗り2回目吹き付け塗装です。
2021年8月12日(木)
本日、擁壁の上塗り2回目や清掃などを行い、全ての塗装作業が完了いたしました。
写真は、擁壁の上塗り2回目です。
次回は、8月23日(月)に足場撤去を行う予定です。
2021年8月23日
本日の作業は足場の解体を行いました。
写真は足場解体中です。
写真は塗装工事完了後です。
誠に有難う御座いました。