水切りとは?水の流れを切り、水の浸入を防止する役目

水切りとは?

「水切り」とは水が流れて壁を伝わらないようにしたり、壁の内側に流れ込んだ水を外に排出したりするためのものです。

水の流れを切るという意味があります。

例えば、建物を見ると赤い矢印の箇所をよく見かけるのではないかと思います。

こちらは「土台水切り」といって、土台に水がまわり込まないようにするためのものです。

水の流れを切るための納まりとは?

こちらは実際の施工中、外壁サイディングの一部を外した状況の写真です。

黒く見える部分が「土台水切り」、その上の白地に青いプリントがされているものが「透湿防水紙」と呼ばれているものです。

透湿防水紙とは ?

「透湿防水紙」とは内側の湿気を外に排出し外からの水は防ぐというもので、2次防水と呼ばれます。

木造建築の場合、外側の外壁やシーリングといった1次防水から水が浸入したとしても、透湿防水紙などの2次防水で建物の内部に水が浸入しないよう、2段階で防水するシステムとなっています。

正しい土台水切りの方法

もし、何らかの原因で外壁から水が浸入し、黄色い矢印のように水が流れたら…

果たしてこの土台水切りは土台に行く水の流れを切ってくれるでしょうか?

 

答えは「NO」です。

このままでは十分な水切りをすることはできません。

 

本来はこの図の青い矢印のような納まりが望ましく、水切りの上に透湿防水紙をかぶせるように納める必要があります。

 

このように透湿防湿剤を土台水切りの上にかぶせることで黄色い矢印から水が流れてきた場合でも浸入した水を外に排出できると考えることができます。

 

いかがでしたでしょうか?
今回、お話させていただきました土台水切りの不備はよく目にします。

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