【擁壁への塗装】X(ツイッター)を更新しました

コンクリートの擁壁にファンデーション工法にて質感を再現した塗装がなされています。

このくらい接写すると、塗装しているのがわかるでしょう。

キレイになったので、かえってひび割れが目立っている気がします。

何も塗装されていない擁壁と比べると、どちらがよいかわかりませんね。

打ちっぱなしコンクリートにファンデーションを施すと、中性化(本来アルカリ性の高いコンクリートに大気中の二酸化炭素が侵入することによりアルカリ性が弱まる劣化現象。内部鉄筋の腐食を誘発させる。)の抑制が期待できます。ただし、擁壁の場合は、土に触れている内側は施工できないため、その効果は限定的です。

さらには、ひび割れを直すにも、土圧のかかる向きとは真逆の方向に埋めてゆくことになるため、すぐに再発することは想像に難くありません。圧力の向きに迎撃するのは無理なので、ファンデーション工法の材料は、コンクリートに浸透するような物性になっているのです。

この画像は、そんな擁壁に造膜塗装をした事例です。工事費がかかっているであろうに、それこそ“後の祭り”です。

https://twitter.com/amamori_shonan/status/1899333277988819168