「塗ること」よりも、「何が起きているかを正しく理解すること」が重要
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先日、ワイドショーで「塗料不足」の話題を取り上げていました。
現場で、外壁の塗膜がはがれている箇所を指し、「早くやらないと補修できなくなる」というコメントがありました。
まずは原因を把握することが重要
ただ、そのはがれ方を見ていて、違和感がありました。あれは雨水の“入口”ではなく、“出口”です。
前回の外壁塗装で弾性塗料を使い、その後、上部(パラペット等)から入り込んだ雨水が塗膜の内側に回り、気化して塗膜を押し上げた――そう読むのが自然な状況でした。
つまり、
・そこから雨水が入っているのではなく
・すでに内部に入った水が抜けている状態
です。
さらに言えば、前回の塗装工事によってその状態を招いた、すなわち、かえって劣化させたのです。
不正確な見立てで施工しても、建物の維持延命に供するはずがありません。
ホームセンターの塗料コーナーが品薄状態
一方で、ホームセンターの塗料コーナーは明らかに品薄です。
普段であればプロは手を出さない領域の塗料に、業者が流れている証左でもあります。プロは、普段ならホームセンターに置いている塗料に手を伸ばしません。使いやすい反面、耐久性に難があるからです。
施工会社は、工事を止めれば経営が立ち行きません。だから「大丈夫です」と言います。
でも、材料がない以上、本当に大丈夫かどうかは別問題です。この状況で、手抜きが起きない保証はどこにあるのか。
私は、少なくとも今この局面で、急いで塗り替え工事を行うことは推奨しません。
まとめ
弊社では、ご契約いただいているお客様に対しても、状況をありのままお伝えし、材料が不十分な状態で施工を強行することはいたしません。
外装は「塗ること」すなわち施工よりも、「何が起きているかを正しく理解すること」すなわち調査診断のほうが優先されるのです。
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