1階店舗で床際から雨漏りする理由

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今回は、鉄骨造の建物で、1階を店舗として使用している場合に見られる「床の隅から染み出すような雨漏り」についてご紹介します。

鉄骨造建物の基礎と外壁パネルの納まり
床際や基礎まわりの雨水浸入リスクを示す建物外観

1階店舗で雨漏りが起きやすい理由

鉄骨造で1階を店舗として使用している建物では、床の隅から雨水が染み出すように現れるケースがあります。これは単なる偶然ではなく、建物の納まりや床の高さが関係している場合があります。

特に注目したいのは、基礎と外壁パネルがどのように納まっているかという点です。外観を確認することで、住宅用途か店舗用途かをある程度推定できることもあります。

基礎と外壁がツライチの場合の注意点

住宅用途の建物では、基礎よりも外壁パネルが前に出て納まっていることが多くあります。この場合、外壁を伝った雨水は基礎の外側へ落ちやすくなります。

一方で、店舗用途の建物では、基礎と外壁パネルが同一平面、いわゆるツライチで納まっていることがあります。この納まりでは、外壁を伝った雨水がそのまま基礎際や床際へ到達しやすくなります。

基礎と外壁面がツライチであることは、雨水を受けやすい条件のひとつです。見た目だけで判断するのではなく、雨水がどこを伝って流れるのかを確認することが大切です。

GLとFLの高さも雨水浸入に関係します

店舗用途では、地盤面であるGLと、1階の床面であるFLがほぼ同じ高さになっていることが少なくありません。住宅用途では、通常GLよりも1階FLを高く設定し、地面を伝う雨水が室内に入りにくくしています。

つまり、基礎と外壁面がツライチで、なおかつGLとFLがほぼ同じ高さにある建物は、雨水に対して不利な条件を抱えているということです。

床の隅から雨水が染み出している場合は、表面だけを補修するのではなく、建物の納まりや雨水の流れを確認する必要があります。雨漏りは、雨水を室内へ導きやすい構造的条件がそろっていることで発生している可能性があるためです。

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