【塗装工事の見積を知るためのポイント】図面に載っていないもの

原田芳一です。

単刀直入にお話します。

図面にもよりますが、サイディングボードのシーリング目地、縦どい、エアコンの配管カバーなどは、図面には載っていません。

ですから、それらの数量を出すためには、図面に描き込む、数値として残すなどの行為を現場で行うことが必須です。

外壁の面積に係数をかけたらだいたいの数量が分かると言う人もいるみたいですが、それは嘘です。

シーリング目地だと、100メートルの誤差が生じることだってザラです。

見積を頼んで調査に来た人が、実際に図面に書き込んでいるか、数量を計算し、メモを取っているかを、よく見てください。

詳しく調べたら、2〜30分では調査が終わらないはずです。

ちなみに私は、調査に平均して2時間かかっています。

それでも、まったく不十分であると感じています。

調査はとてもとても重要なのです。