【完工事例】[20.6.15]藤沢市Y様邸 屋根修繕工事(担当:能登広)

物件データ

施工中リポート

2020年6月15日 修繕工事

赤丸で囲った部分は瓦がずれている箇所です。

 

棟瓦を外したところです。
漆喰が点でしか使われていません。

 

鳥が巣をつくっていました。
棟瓦をつけるのに漆喰を点付けで使ったため、すき間が多くなって入り込んできたものと推測されます。

 

巣と卵の殻が確認できます。

 

桟木の節から節までの箇所で折れていました。
確認したところ、この範囲で釘打ちを忘れていたようです。

 

桟木を外しながら清掃しています。

 

清掃完了です。

 

瓦の下に張られている防水シート(アスファルトルーフィングシート)が切れています。

 

桟木の厚みが足らず、瓦の水上側が防水シートに食い込んでいます。
これにより、防水シートが切れてしまいます。

 

既存の切れた防水シートの上に、新しく防水シートを張ります。
この防水シートは「改質アスファルトルーフィング」です。
既存のアスファルトルーフィングに比べ、厚みと釘穴シール性に富み、破断しづらくなっています。

 

タッカーを用いて防水シートを張り付けます。

 

防水シートを張り付けました。
必ず、棟(屋根の「尾根」にあたる箇所)を越えた先(赤枠で囲った箇所)まで張り込みます。
そのようにしないと、シートの水上側から雨水が浸入してしまうからです。

 

桟木を打ち込みます。
緑色なのは、防腐処理がなされていることを示しています。
また、既存の桟木とは異なり、防水シートの表面を伝った雨水を堰き止めないように、切り欠きを設けています(矢印の箇所)。

 

ビスで瓦を固定します。
既存の桟木よりも厚みのあるものを使用したため、矢印の部分にわずかにすき間が空いています。
これにより、防水シートが切れづらくなります。

 

棟瓦を緊結させる針金を取り付けています。

 

屋根用の漆喰(商品名:水シャット)を盛り付けています。

 

漆喰施工後です。
既存のように点ではなく、面を出して盛り付けました。

 

施工後です。

 

施工後です。

以上をもって、屋根の修繕工事を完了といたします。
ありがとうございました。