弊社の塗装工事の期間が長い3つの理由-その2【工数の多さ】

原田芳一です。

前回の続きです。

前回の記事はこちら。

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2.工数の多さ

塗装よりも優先される工程がある

足場仮設→高圧水洗浄→下地補修(シーリング)→養生→屋根塗装→外壁塗装→付帯塗装→点検・手直し→足場解体

塗装工事の工程は、どの業者のサイトにもだいたいこんな感じで書かれています。

ということは、これは必須項目ですね。

これらを行わなければ、お客様からお叱りを受けてしまいます。

では、これだけで十分なのかといえば、まったく不十分です。

再三にわたって書かせていただいていますが、塗装では建物の保護にならないからです。

※よろしければ、こちらをご一読いただくことをおすすめいたします。

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建物をもたせるのに、塗装よりも大事な工程が、たくさんあるのです。

いくつか、具体例を挙げさせていただきます。

一例目です。

詳しくは割愛しますが、土台水切り板金とモルタル下地・塗膜が触れているため、板金がさびたり、下地モルタルが雨水を吸い上げてしまうのです。

それを避けるために、あえて溝を切り、板金とモルタル・塗膜がくっつかないようにします。

塗装して完了です。

これで、土台水切り、モルタル下地・塗装面ともに毛細管現象による劣化を食い止めることができました。

この「縁切り」を行うことなく塗装していたら、毛細管現象がさらにはげしくなり、塗装する前よりも板金をさびさせ、モルタルが水を吸ってしまっていたでしょう。

二例目です。

こちらも詳しくは割愛しますが、外壁と屋根の取り合い部分に、「壁止まり役物」という板金部材が入っていませんでした。このままでは、ここから外壁内側に雨水が浸入してしまう恐れがあります。

壁止まり役物を設置しました。これで、雨漏りのリスクは大幅に軽減されました。

壁止まり役物を取り付けずに塗装していたら、雨水の排出経路をますますせばめることとなり、かえって雨漏りする確率を高めてしまっていたことでしょう。

上に挙げた2つの例は、それぞれの建物に必須の工程です。

それらを行わずに塗装すれば、雨水を引っ張り込んだり、排出を妨げたりするので、

かえって劣化を早めてしまう

ことは明らかです。

でも、ほとんどの塗装業者は、そんなことはお構いなしに塗装してゆきます。

お客様のご依頼は「塗装工事」だからです。

塗装工事+さらに重要な工事=工数が増える

当たり前ですが、弊社では、ご依頼をいただければ塗装工事をお請けしています。

ただし、お客様の真の目的は、

「自宅を守りたい」

のですから、そのために、塗装よりも必要な工事を省くことはできません。

どうしても、一般的な塗装工事よりも工数が多くなります。

その結果、工事期間が長くなってしまうのです。



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